初受診で衝撃の言葉

 うつになって初受診。心療内科なんて正直あんまりいいイメージなかったので少し抵抗があります。けど、自分で自分を分析して「共依存」というキーワードを導き出して専門の病院を探し出して予約をとりました。もう正直あの頃の記憶は曖昧です。毎日夢遊病状態だったので・・・。ちなみに共依存とは対人関係で愛情による支配とかで価値を見出している状態です。私の場合は家事をやったり懸命に働く事が家族を幸せにする、頑張っているという歪んだ認知で自分の価値を図って妻に依存的・支配的になっていたんですね。

 で、頑張って初受診。カウンセラーに30分くらいかけて生い立ちや現状を話します。で、いよいよ診察。そこでDrから衝撃の一言が・・・

「あなたも発達障害ではないですか?」

え?何?何ていったの?マジで?・・・。

 実はうちの息子は発達障害です。言葉と知能の遅延がみられます。ちなみに私の兄弟子供たち、つまり私からみたら甥っ子姪っ子のうち総勢5人が自閉症という発達障害一家。私の息子も3歳児検診でひかかってすぐに発達障害の診断を受けて1回/週の通所療育生活を私と続けていました。その時は一瞬「私ももしかして・・・」と頭をよぎった事がありました。でも、私は普通に社会でやっていけてるしそんなハズない。俺はできる男だ(意味不明)と考えていました。

 でも、すごい楽になったんです。今までの人生全て「ツイてない」「嫌なことばっかり」「何でこんなにつまらないんだろう」「何で俺ばっかりこんな目に・・・」とネガティブ思考のオンパレードでした。で、人間関係もうまくいかなかったり、転職しちゃったり、離婚する羽目になったり。でも、これって障害のせいだったんです。全部悪い?のはこれ。だけど感謝すべきもこれ。このおかげで今があるから。で、全てを受け入れて、自分を認めて、障害を認めて自己覚知しようと。得意と苦手を知って自分をもっと客観視しようと決意したわけです。人様に迷惑かけないようにでも好きな事やって幸せに生きて行こうと。

30歳代後半、アラフォーにして自分探しが始まったんです。

自分探しの旅立ち ~そして伝説へ~ って感じでドラクエのテーマが流れまくりです。まあ本当は流れてませんでしたけど。

 で、やっぱりうつはうつでした。薬もらって終了。そして帰り際に先生から目から鱗の一言が

「たぶん貴方も発達障害です。奥さんは貴方のトリガーをひいてしまうんでしょう。」

はいはいはい。よくぞ言ってくれました。その通りです。別居してからの苦しさとともに微かに感じていた安堵感。そう。一緒にいると私のトリガーひかれちゃうんです。イライラさせられたり、嫌な気分になったりしちゃう。つまり最初から一緒にいてはいけない2人がなんかの手違いで結婚しちゃってた、という事です。もうこの一言にどんだけ救われたか。さすが精神科医。スゲーと思いましたしどんな薬より効きました。(どんなに合理的でも自分で納得できない事じゃないとできないのがアスペの特徴。先生わかってるぅー)

というわけで、色々考えさせられる初受診でした。そしてここから自分探しが始まったのです。